2024 Computex 特別号

みなさま、いつもAcerを応援していただきありがとうございます。日本エイサー株式会社でマーケティングを担当しております2Goと申します。今回はこのブログを書くことになりました。どうぞよろしくお願い致します。

Computexってご存じですか?知らない方も沢山いらっしゃるのかなと思いますので、そもそもこのComputexとは何なのか?を最初に簡単にお話ししたいと思います。

Computexとは:

Computex TAIPEIは、台湾の台北市で開催される世界最大級のコンピュータ関連の見本市です。例年6月に開催され、世界中から多くの企業が出展し、最新技術や新製品を発表しています。パソコン、モニター、周辺機器、コンポーネント、ソフトウェア、ネットワーク関連製品、その他IT関連商品などが出展される、いわゆる見本市(トレードショー)です。アジア最大規模の ICT 見本市として知られ、世界最先端の技術が集まる場所として、我々のような企業が新製品発表を行う場として注目されています。

2024年の Computex TAIPEI は、6月4日から7日 まで、台北ワールドトレードセンター南館にて開催されました。今年のテーマは "Connecting AI & the Future"で、AI 技術と未来の ICT 産業について展示・講演が数多く行われました。

1981年から始まったこの見本市も今年で44回目!これはこれだけで凄い事だと思います。

2024 Computexから発せられたメッセージ:

"Connecting AI & the Future"が示す通り、今年のComputexはAIなものだったと思います。このテーマは、AI 技術が社会の様々な分野にどのように接続され、未来を創造していくのかを表現しています。AI 技術は、自動化、データ分析、意思決定など、様々な分野で活用できます。これらの技術を活用することで、社会の課題を解決し、より良い未来を築くことが可能となります。

みなさまの身の回りにも既にAIは沢山存在しています。例えば、自動車の自動運転技術。お掃除ロボット。クレジットカードの不正使用探知にAIが利用されていたりします。また、翻訳や、みなさまおなじみの、〇iriや、〇lexa などのバーチャルアシスタント、最近WEB記事などでも、ニュースのレコメンドや記事の要約なども出てきましたよね。もうこのAI抜きにしてこれからの未来は成り立たないような状況にあると思います。AI 技術は、自動化、データ分析、意思決定など、様々な分野で活用できます。これらの技術を活用することで、社会の課題を解決し、より良い未来を築くことが可能となります。

しかし、一方で、AI 技術の悪用や倫理的な問題も懸念されています。そのため、AI 技術を正しく活用していくためには、人間と AI が協力していくことが重要です。今年のCompurexでは、AI 技術の明るい未来と、人間と AI の協働の重要性について様々な展示や講演が行われました。

いよいよパソコン(PC)にもAIの波がやってきた:

お気づきかどうかは別にして、我々AcerでもAIという言葉を使い、それを発信させていただく機会が本当に増えてきました。なぜなら2023年12月以降このAIを使うために企画・設計されたAIパソコンが全世界に向けて発売されたためです。AIパソコンって何?という方のために、非常に簡単にご説明をすると、

「NPUが搭載されたパソコン」という事かなと思います。

Neural Processing Unitの略で、日本語ではニューラルネットワーク処理装置またはAIプロセッサと呼ばれます。AI(人工知能)と機械学習の処理を高速化するために設計された専用のプロセッサです。AIをパソコン上で使うために、そのAIを専門に考えて処理してくれる専用のプロセッサが搭載されたという事です。

従来のCPUやGPUとは異なり、NPUはニューラルネットワークの演算に特化しているため、AI処理を大幅に高速化することができます。具体的には、画像認識、音声認識、自然言語処理などの処理速度を向上させることができます。TOPS(テラオペレーションズ・パー・セカンド=トプス)という単位で性能が表されます。数値が高いほど、処理速度が速くなります。

インテルさんやAMDさん、そして今回のComputexで話題になったQualcommさんが、NPUを搭載したCPU(Central Processing Unit)の開発を進めています。また、Microsoftさんは、WindowsというOS(Operating System)から、Googleさんは、ChromeOSから、NVIDIAさんは、GPU(Graphics Processing Unit)にAIの処理能力を意識した製品の開発を進めています。NPUがCPUに搭載されていなくとも、GPUがAIを使った処理を進めるのがNVIDIAさんの技術です。

これらを、PC(パソコン)のカタチにしてご提供するのが、我々ハードウェアメーカーという座組になっています。ですので、今回のComputexでは、AIの利用を加速させる製品が大きな一つのテーマとなり、一挙に展示されたという流れになります。

例えばAcerでは、AIパソコンとして、既に日本でも発売されています、Swift Go 14や、間もなく発売します、Chromebook Plus※製品を展示しました。日本での発売日は未定ですが、40Topsという高いAI処理能力を備えた、Qualcomm社製Snapdragon EliteというCPUを搭載した、Swift 14 AI※を初めて公の場で展示させていただきました。

※Chromebook Plus 514の発売は2024年6月中を予定しています。

※Swift 14 AIの発売日は現在調整中です。

ここで一つ、Copilot+ PCという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?このCopilot+ PCとは、5月にマイクロソフトさんが発表した、AI機能を強化した新しいWindows PCカテゴリーです。従来のPCよりも高速で、AI処理に特化したハードウェアを搭載しており、Windows 11に統合されたAIアシスタント「Copilot」の機能を最大限に活用することができます。

Coplilot+ PCは、AIパソコンカテゴリーの中にありますが、マイクロソフトさんがその中から下記の定義を満たすノートパソコンだけに特別に Copilot+ PCと呼んでいいですよ!と認められた製品群だと考えていただければいいかと思います。

  • マイクロソフトが独自に承認したSoCで、且つ40TOPS以上のNPU搭載を搭載していること
  • メインメモリは16GB以上であること
  • 256GB以上のストレージを搭載していること

もうこの辺りで結構難しいですよね汗… パソコンでもAIのチカラを使う時代がやって来るという事。これらAIパソコンはそれらAIを使うために必要な演算能力にたけたパソコンだという事を覚えておいてください。そして、これから先未来に向けて、これらハードウェア上で動作するAI関連のアプリケーション(ソフトウェア)が沢山開発されて出てくると思います。

みなさまが生活やお仕事の中でどの程度AIに関わるか?はわかりませんが、間違いなく世の中はAIを避けて通れなくなっていくと自分は思います。その時のために、これからノートパソコンをご購入される方、買い替えをされる方は、AIパソコンを選択肢の一つとして意識してみてください。ノートパソコンは安いお買い物ではありませんので、一度購入されるときに、AIのチカラを引き出すNPUというパワーを備えた、AIパソコンのご購入をぜひご検討されるのが良いと自分は思います。

その他AcerのComputex 2024(AIだけではもちろん終わらないAcer):

AcerのComputexは、AIパソコンだけではありません。もう本当に沢山の製品が出展され、全部みてまわるのも大変だったのですが、その中から自分の目を引いたものをご紹介させてください。まずは、OLED(有機EL)パネルを搭載した、ゲーミングブランドPredatorのゲーミングモニターです。

OLED(有機EL)パネルは決して新しい技術ではありませんが、ここ1-2年でゲーミングモニターにも搭載されるようになってきました。漆黒の黒の表現。コントラスト比が高く、暗いシーンの表現力に優れ、映画やゲームなどの映像をより鮮明に楽しめたり、広い視野角でどの角度から見ても画面の色やコントラストがほとんど変化せず、鮮明な映像を楽しめたり、応答速度が速いので残像やちらつきが少なく、滑らかな映像表現が可能になります。特に、動きの速い映像やゲームなどに適しています。また、広い色域で表現できる色数が多く、より鮮やかで自然な色彩表現を実現できます。ゲーマーだけでなく、クリエイターの方にもおススメしたい製品になります。

今回発表させていただいたのは、

  • Predator X27U F3: 26.5” 480HzHz WQHD (2560x1440) 480Hz 0.01ms 他
  • Predator X34 X5:34”UWQHD (3440x1440) 1800R 240Hz 0.01ms 他
  • Predator X32 X3:31.5” 4K 240Hz / FHD 480Hz 0.01ms 他

どれも、OLEDディスプレイを搭載し、VESA DisplayHDR 400 True Black、DCI-P3 99%、AMD FreeSynce Premium Pro/NVIDIA C-SYNC Compatibleで、広色域、高コントラスト、高リフレッシュレートな、ロマンに溢れるゲーミングモニターになっています。OLED液晶搭載のモニターはやはり価格的には高くなるのですが、とにかく色にこだわりたいみなさまにおススメさせてください。これらのモデルは2024年秋~冬にかけて発売できればなと思っています。まだちょっと先になりそうですが、待っていてください!

次はこれ。Predator eNomad-R は、Predatorブランドから開発・海外市場では発売を始めている電動バイクです。日本では様々な法規制等があり、このラインはなかなか発売が難しいのですが、ゲーミングパソコンやゲーミングモニターから始まり、Predatorはこういったライフスタイル製品にも横展開を始めています。こそっと持ってきて走り回りたいですね!

Predator Helios Neo 16は、既に日本国内でも販売させていただいておりますが、こいつは凄い。数々のeスポーツをご一緒しているインテル®さんの主催されている、INTEL EXTREME MASTERS(IEM)が先日100回目の開催を米国ダラスで行われたことを記念して、制作されたカスタムモデルです。AカバーにIEMの刻印がされたこのモデル。自分のようにゲームやeスポーツ好きにはたまらない製品に仕上がっていました。こちら発売の予定はないのですが、これからもPredatorらしく、eスポーツの世界で頑張っていきたいなと思います。

これは、Predator X というゲーミングデスクトップのPCケースを販売しようというプロジェクト M1900です。正面上部に配置されている、ZONE01-02-03というつまみを引くと、簡単に左右上部のパネルが外れるという、ありそうでなかったデザイン。日本でも発売してみたいですね!

さて、このブログも長くなってしまいました。ここまで読んでいただけたみなさま本当にありがとうございます。まだまだComputex 2024に合わせて展示・発表させていただいた製品たちはあるのですが、また別の機会にご紹介できればと思います。

Acerはこれからも、Breaking Barriers Between People and Technology(人と、テクノロジーの間にある障壁を破っていく)をモットーに邁進していければなと思います。Computexで世界に発表された製品や、既に販売させていただいている製品が少しでもみなさまのお役に立つことを願っています。

今回のこのブログを書くにあたり、Windows のCopilot。GoogleのGeminiのチカラをお借りしました。ブログも1から10まで自分で考え、書き修正する時代から、こういったAIコンパニオンのチカラを借りて効率的に、更に良くしていく時代に移り替わりつつあります。まだAIは…と思われているみなさま、難しく考えずにまず飛び込んでみてください。その一歩がきっと未来に繋がります。

どうもありがとうございました!

最後に、良ければ、Acerの公式Xをフォロ―してください。自分が毎日呟いています。また、Acer公式オンラインストアでは、沢山の製品をご用意してみなさまのご来店をお待ちしております。ぜひお立ち寄りください!

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