ノートパソコンの平均的な大きさとは?目的別に適切なサイズを解説

ノートパソコンの平均的な大きさとは?「14インチや15インチってどれくらいの大きさ?」「A4サイズのノートパソコンは何型?」と疑問をお持ちの人は、ノートパソコンの一般的なサイズについて理解することをおすすめします。

「ノートパソコンの平均的な大きさはどれくらい?」

「ノートパソコンを選ぶ際、サイズは重要なの?」

と疑問をお持ちの人はいませんか。

ノートパソコンの購入を検討している社会人、もしくは学生の中で、どれくらいのサイズの製品を購入すべきか悩んでいる人は少なくありません。

ノートパソコンは、パソコンを使用する目的によって最適な大きさが変わってきます。実際に使用している場面をイメージし、自分にとって使いやすいサイズを選ぶことが大切です。

今回の記事では、ノートパソコンのサイズ表一覧、ノートパソコンの大きさが重要な理由、ノートパソコンの平均的な大きさ、ノートパソコンの理想的な大きさ、大きさ以外でノートパソコンを選ぶ際に重要なポイントを解説します。

■ノートパソコンのサイズ表一覧

ノートパソコンのサイズを調べようと思っても、「インチ」や「型」などの単位がよくわらかないという人がいるかもしれません。

実際に「14インチのパソコンって大きいの?」「インチと型の違いって?」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。

実は、インチも型も同じサイズを指す単位で、「ディスプレイの対角線の長さ」を表しています。

「1インチ(型)」は「2.54mm」に換算できるので、14インチのパソコンは「ディスプレイの対角線の長さが35.56mm」ということになります。

以下、ディスプレイの対角線の長さを表す「インチ(型)」を「cm(センチメートル)」に換算したものをまとめました。

インチ(型)

対角線の長さ(cm)

幅×高さ(cm)

11.6

29.5

25.7×14.4

13.3

33.8

29.4×16.6

14

35.6

31.0×17.4

15.6

39.6

34.5×19.4

16

40.6

35.4×19.9

17

43.2

37.6×21.2

※少数点第一位までのおおよその数値で記載。

ここで注意したいポイントは、インチ(型)はディスプレイのサイズを表す単位なので、パソコンの大きさを考える際は、額縁(ベゼル)を含めて考える必要があるということです。

◇アスペクト比にも注意しよう

アスペクト比とは、画面・画像の縦横比のことです。基本的に「横:縦」と表記されます。

一般的なノートパソコンのアスペクト比は「16:9」で、テレビでもこのアスペクト比が採用されることが多いです。また、最近は「16:10」アスペクトのディスプレイを搭載した製品も数多くでてきています。

■ノートパソコンの大きさが重要な理由

それでは、どうしてノートパソコンの大きさが重要なのでしょうか?ここでは、その理由を確認していきましょう。

◇持ち運びやすさに影響するから

ノートパソコンの大きさは、持ち運びやすさに関係します。

サイズが大きすぎるとバッグに入らなかったり、カフェなどで広げにくかったりする可能性があるためです。

さらに大きいサイズのノートパソコンは、必然的に重量も大きくなります。そのため、持ち運ぶたびに肩が疲れてしまうこともあるのです。ただ、インチサイズが大きくとも、軽量なモデルも存在しています。インチと合わせて重量もチェックしてみると良いでしょう。

ノートパソコンを頻繁に持ち運ぶという人は、バッグに収納しやすいサイズ、重量の製品を選ぶことをおすすめします。

◇使いやすさが変わるから

ノートパソコンの大きさは、使いやすさを考える上でも重要なポイントです。

例えば、画像・動画編集でパソコンを使用したい場合、大きい画面のほうが作業効率が上がるでしょう。一方、カフェなどでパソコンを使用する機会が多い場合、小さいサイズのほうが使いやすいです。

このように個人によって使いやすさは異なるため、パソコンの用途や使用シーンなどを踏まえた上で自分にあったノートパソコンを選びましょう。

■ノートパソコンの平均的な大きさ

それでは、ノートパソコンの平均的な大きさはどれくらいなのでしょうか?一般的に、ノートパソコンの標準的なサイズは「13.3〜15.6インチ程度」と言われています。

14インチの場合、ディスプレイの対角線の長さは「約36cm」、アスペクト比は「約31×17cm」なので、これくらいのサイズを基準に考えると良いでしょう。

ちなみに、14インチ以下のノートパソコンは「モバイルノートパソコン」、15.6インチ以上のものは「スタンダードノートパソコン」と呼ばれています。

■【目的別】ノートパソコンの理想的な大きさ

ノートパソコンの理想的な大きさは、パソコンの使用目的によって異なります。以下で、目的別におすすめしたいサイズを確認していきましょう。

目的

サイズ

持ち運びやすさ

画面の見やすさ

毎日持ち運ぶ

13.3~14インチ

時々持ち運ぶ

15.6~16インチ

ほとんど持ち運ばない

17.3インチ〜

×

◇毎日持ち運ぶ

職場や学校などに毎日持ち運ぶという人は、13.3〜14インチのノートパソコンを選ぶと良いでしょう。

13.3〜14インチのノートパソコンは、画面の見やすさと持ち運びやすさのバランスが良いです。また、A4サイズに近いサイズなので、一般的なビジネスバッグにも収まります。

ただ、15.6インチ以上のノートパソコンと比較すると、ディスプレイのサイズが小さいため、複数のウィンドウを同時に使いづらいと感じることがあるようです。

◇時々持ち運ぶ

時々持ち運ぶ人には、15.6〜16インチのノートパソコンがおすすめです。

13.3〜14インチと比較するとディスプレイのサイズが大きいため、作業効率が上がる可能性があります。

ただ、持ち運ぶことは可能であるものの、2kg程度の重量があるため、持ち運ぶ際は身体に多少の負担がかかるかもしれません。

◇ほとんど持ち運ばない

ほとんど持ち運ばない人は、 17.3インチ以上のノートパソコンが向いているでしょう。もしくは、15.6〜16インチのノートパソコンを検討してみてください。

17.3インチあれば文字が読みやすいだけでなく、複数のウィンドウを同時に使いやすいでしょう。

デスクトップパソコンとディスプレイを置きたいものの、スペースを確保できないという人にもおすすめです。

■大きさ以外でノートパソコンを選ぶ際のポイント

ノートパソコンを選ぶ際は、大きさだけでなく、他のポイントにも着目する必要があります。以下で、重要なポイントを確認していきましょう。

◇CPU

CPU(Central Processing Unit)とは、「中央演算処理装置」のことです。いわば、パソコン全体の汎用的な処理を行う中枢部分と言えるでしょう。

CPUの性能はパソコン自体の性能を左右するため、パソコンの使用目的にあったものを選ぶことが大切です。

例えば、ビジネスソフトを使用する人や、画像処理や動画編集を行う人は、高性能のCPUが搭載されているモデルを選んだほうが作業効率が上がります。

一方、メール確認やインターネットの閲覧などの作業が多い場合は、性能がそこまで高くないCPUから選択肢の中に入れても良いでしょう。

◇メモリ

パソコンにおけるメモリとは「主記憶装置」を意味します。つまり、CPUとつながっていて、CPUが計算や処理を行う時に、一時的にデータやプログラムを記憶する場所のことです。

メモリの容量が大きければ大きいほど、記憶できるデータやプログラムが多くなります。

メール確認やインターネットの閲覧、複数の作業を同時に行わないとか、複数のアプリケーションを同時に開かないのであれば、「8GB」の容量で十分ですが、それ以外、例えば、ウェブブラウザを開きながら、エクセルやワードなどのアプリケーションで作業を行うとか、それに合わせてTeamsやSlack等のチャットツールを使用する、イラストレーターやフォロショップなどで動画編集等をする場合は「16GB以上」の容量がおすすめです。

◇ストレージ

ストレージは、パソコンで使用されるデータを保存していく場所です。メモリが一時的なデータを記憶するのに対し、ストレージは恒久的なデータを保存するために使用されます。

例えば、ソフトや動画、画像、書類・ドキュメントなどのデータです。

ストレージの容量は「512GB以上」のものを選ぶと良いでしょう。多くのソフトを使用する場合は「1TB以上」の容量があったほうが安心です。

なお、ストレージが圧迫しないように、クラウドを活用してデータを保管することをおすすめします。

◇解像度

解像度とは、ディスプレイがどれくらいのピクセルで構成されているかを示すものです。

基本的にディスプレイには、ピクセルと呼ばれる小さな点が羅列しています。それぞれの点を点滅させることでディスプレイに画面が映し出される仕組みなのです。フルHD (1920 x 1080や、WQHD (2560 x 1440)、4K (3840 x 2160) をお聞きになったことがあると思いますが、ノートパソコンでもこれらの解像度のディスプレイが搭載されています。

そのため、解像度が高いほうが精密な画面が映し出されます。ただ、解像度が高いと、それに対応する高性能なパソコンやモニターが必要になります。

◇キーボード

ノートパソコンの大きさによってキーボードのサイズも変わってきます。

小さいサイズのノートパソコンは、必然的にキーボードも小さくなり、打ちにくいと感じる可能性があります。

テンキーが省かれていたり、ファンクションキー(F1〜F12)が小さくなっていたりする可能性があるので、キーボードの使いやすさについても確認しておくことが大切です。

◇OS

OS(Operating System:オペレーティングシステム)とは、パソコンを動かすために必要なソフトウェアのことです。

例えば、「Windows OS(ウィンドウズ・OS)」や、ChromeOS(クローム・OS)」などがあります。

Word(ワード)やExcel(エクセル)などのオフィス系ソフトを頻繁に使用する人には「Windows OS」がおすすめです。

■まとめ

今回の記事では、ノートパソコンのサイズ表一覧、ノートパソコンの大きさが重要な理由、ノートパソコンの平均的な大きさ、ノートパソコンの理想的な大きさ、大きさ以外でノートパソコンを選ぶ際に重要なポイントを解説しました。

ノートパソコンの最適な大きさは、使用目的によって異なります。自分がどれくらいの頻度で持ち運ぶかを踏まえた上で、最適なサイズを選ぶことが大切です。

サイズ以外にも、CPUやメモリ、ストレージなど、多角的な視点から自分にあったノートパソコンを選ぶことをおすすめします。

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